うた。

ふたり
純粋、清潔でない。
全てが汚れなきものではない。
でも、その中で確かに僕らは活き、生きた。


呼吸
いちばん美味しいはずの酸素だけを摂取するだけでは、なぜか
僕らは生きていけないわけで、窒素や二酸化炭素といった一見
不必要なものを含んだ空気というものでなくてはならなかった。


僕らもそうであり、そうあるべきだった。
けど僕は美味しい部分だけを食べ続けた。


知らないうちに美味しい部分を食べ過ぎて、窒息した。